本日のナイナー(ブレーキ面のフェイシング

当店では、組み付けに必要な場合には、パークツールのDT-5.2 ブレーキフェイシングツールにて軽く切削します。しなくて良い場合はしてません。最近は精度の良いフレームが多くて、さほどキャリパーが傾く事はありません。 出始めの頃は、極薄のスペーサーで調整したりしたものです。マウンテンの初期の頃です。
ディスクブレーキ面というのは、精度が出ていると感触がよくなります。 オイルラインやディスク盤の価格、メタルパッドなどでも感触が変わります。仮にわずかに擦っていても、抵抗になるようなレベルでは無いと選手はいいます。 気分の問題だとする人と、そうでもないと言う人と、分かれます。
実はフレームの価格やメーカーなどで差が出ますが、
キャリパーを付けて、ローターが回っている所を見ると、わずかにどちらか左右に傾いている事があり、
ブレーキをかけたときに、ほんのわずかにローターが傾きながら掴んでるのです。
だから何?と言うレベルで、公差内の話しですが、そのわずかなタッチも追求したい場合には、できますよと言う作業でした。
シマノは、この最新の105、アルテグラ 、デュラエース時代に突入して、パッドとローターのクリアランスを、1割広く設定変更してきました。従来のディスクキャリパーより10%広げたと言うのです。実際組みやすいです。
と言う事は、従来の11s時代のキャリパーは、かなり精度が出てないとローターが擦ったりしたり、フレームが傾きがあるとまずい事になるのです。 それもあってか、各社のフレームに、キャリパーをそのまま着けて、なかなか精度がまともな気がします。 どの店にも切削工具があるわけではないですから。 ヤスリで微調整する事もあるでしょう。
最初からガバガバだったら、もっと精度のよくないフレームが増えたのかも?と思う今日この頃でした。
